数日前に「クレマチス」について記述をしましたら、柏&志木の教室を主宰する海保先生が、制作中の作品のお写真を送ってくださいました。前にも書いたのですが、クレマチスは蔓植物の女王と言われているのですが、基本のピローのデザインでは、なかなかその植生を表現できずにいます。花びらの切れて制作されている部分は、選んだモチーフでは色がっ変わっている部分です。詳しくはパターン説明ページに掲載している写真をご参照ください。
海保先生の作品はグリーンの濃淡で制作されていましたので、これまた新鮮な感じがいたしました。なぜなら、わたくしが想定した色は、下の写真のような色だったからでございます。
そして、この写真を拝見して、強く、反省いたしました。クレマチスならこの色!と思い込んでいた自分が居たからです。これは昨日ご紹介させていただいた、Akaoka様の作品で、気づいていたはずだったのに、このようなモチーフだとさらにはっきりと気づかされるのです。
作品に使う色やモチーフは、好きなモチーフ好きな色というのが理想です。ご自分の好きな色を持ったモチーフを選んで作品制作できるように、ハワイアンキルトでは多くのパターンを用意しています。でも、こうして海保先生のようにそれがわかっていながら、あえて別の色の組み合わせで作品を作って見るというチャレンジも必要なことだと教えられました。
夜の海辺で見るココナッツの木はシルエットで見える。昼間のココナッツは、緑に見える。こんな単純な色の組み合わせで作品制作するハワイアンキルトですが、色やモチーフの中に、制作者のエピソードがいっぱい詰まっているのかもしれません。なるべくたくさんのお話を聞かせていただきながら、作品を拝見したいと、ずっと思っていたことも、忘れないようにしないといけません。海保先生、作品写真をお送りくださりありがとうございました。
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