ハワイアンキルトパターン無料ダウンロード

これはもしかしたら、わたくしの一番嫌いな言葉かもしれません。でも、とても日本人的なキーワードだなあと思います。でもね、この言葉で検索すると、わたくしのサイトはかなり上位に表示されるので、そこから見つけてくださる方もいらっしゃるでしょう。やったー!と思ってこられても、全部有料なの見て、がっかりなんて人も居られるかもしれません。
無料でパターンをゲットしたい人がある程度の数いるのに、多くの指導的立場におられる方は、自分が描いたパターンが大事だから、回りに対して「真似しちゃいけない」とか「著作権がどうの」とか「人に見せてはいけない」ということになってしまう。パターン描くのって大変なので、そういう指導者のお気持ちはよーくわかります。それなのに無料でパターンをほしがる人が結構いるから、バランスがとれません。

わたくしのサイトのパターンなんて全部無料にしちゃえばいいじゃない。と思われているかもしれませんが、そう思った時、ご自分が描いたパターンが無料だったら悲しいのではないでしょうか。
minipatternたとえばこのパターン。41種の20×20cmのパターンがセットになっていて、3,500円で販売しています。
1点あたり85円の計算です。この中の一番簡単で誰にでも描けそうなパターン「アンスリウム」を、85円出すから描いてよって言われて。はいと快く請け負う日本人はそんなに居ないのではないでしょうか?
そしてご自分が作品をお作りになるのに、85円だって払うのがいやだという方が「ハワイアンキルトパターン無料ダウンロード」ってインターネットで調べるのかもしれません。ですが無料ダウンロードの対象となるパターンを、誰かか描いているのだということに気づいてほしいと思うのです。

作品制作の過程で、パターンの占める割合は、いつも申し上げておりますようにそれほど大きくはありません。でも、これが無いと何も始められないのも事実です。多くの方はご自分が描いたパターン(デザインともいう)を真似されることはいやだから、パターンの論争は無くならない。ときどき、そんなに大切なら、真似されないように人に見せなきゃいのに。と思うのですが、でも、素晴らしいハワイアンキルトを多くの方に知っていただくには、作品になったパターンを見せるということは必要不可欠なのに不思議だな?ってずっとずっと思い続け来ました。

日本ハワイアンキルト製作所サイトのパターンは買っていただくために安いお値段に設定しております。気持ちとしては、無料よりちょっと高い。でも、わたくしの描いたパターンを見て、刺激されて、自分も描いてみようと一人でも多くの方が、自分でデザインを描きたいと思っていただけることも強く望んでいます。(デザインは真似からスタートするものですから)なので、モチーフのことや、どう思ってデザインを作成したのかということも、このブログやサイトに書いたりしているのです。パターンで縛られることなく、素晴らしい作品を誰もが自由に作ることができるようになればいいなと思っているのは本当です。

パターンを公開して売るということは、それほど儲かる話ではございません。安くしてるからもっと買ってほしいのにと思っています。買ってほしいということをいうために回りくどい自分がいるのでございます。
すみません。

コメント

  1. きたむら きょうこ より:

    誰もが、自分の作業が始まったところからがスタート地点だと思っている気がします。
    実はその前にパターンがあります。そして、そこが本来のスタート地点のはずです。

    すべての人があっさりデザインできるほど簡単な事ではないと思います。
    デザイン学校へ通った方などは、かなりのお金と時間を費やしているはずですし・・・
    自分でデザインできない事を恥ずかしいとか、教室を運営されてる先生とかは自分がデザインしないと、
    と思い込んでいらっしゃる方が多いのではないでしょうか?

    私自身、デザインできません。(描けませんが正しいかも)デザインする事に時間をかけるより、1つでも多くの作品を作りたいです。それでなくても、次々とnewパターンが出てくるので追いつきません。。

    お教室へ通っている方は、先生がデザインしていらっしゃるかもしれません。でも、お教室へ通わずに自宅でご自分だけで作られている方は? パターンがないと作れないですよね。
    そんな人達やデザイン描けない先生(私を含む)にとっての救世主だと思っています。

    ハワイアンキルトのすばらしさを多くの人に知っていただくためにも、パターンを買い、作品を作る。
    それが当たり前になる日が来ることを信じてます。

    • anoono より:

      いつもいつもお世話になっております。
      先生のデザインがなくても、ハワイアンキルトにはいっぱい教えることがあります。
      パターンを無理して描くより、先生がなんでも知っていることのほうが
      生徒様にとっては、教室に通う意味があるはずです。
      縫うことよりも、パターンに興味を持つことで、いろいろな情報と併せて
      ハワイアンキルトがもっともっと価値あるものであることを知るには
      多くの時間がかかるはずなので、サイトに書かれている説明を
      もっと読んでもらえるとうれしいなと思うのです。

  2. Kawasaki より:

    吉田様
    お世話になっております。いかがお過ごしですか。
    ハワイアンキルトの製作は、パターンがあることが大前提です。
    「誰もが自分の作業が始まったところからがスタート地点だと思っている」
    という北村様の御解釈は、パターンが生まれるまでの苦労を知らない、かつての自身を思い出しました。
    どんどんハワイアンキルトの魅力に取り込まれていく過程で、
    実は歴史あるものだと知り、そしてまた著作権云々の論争があることも知りました。
    頑張って頑張って作ったところで、大っぴらに自分の作品だと声を上げてはいけない虚しさも感じておりました。
    描けないパターンを無理して描くことに時間を費やすより、どんどん製作して知識を得ていくことのほうが建設的だと気付いたのは、日本ハワイアンキルト製作所様のおかげです。

    • anoono より:

      Kawasaki様
      お世話になっております。
      お元気ですか?メッセージありがとうございます。
      今日はとっても励みになりました。
      以後もどうぞよろしくお願い申し上げます。

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