色と雰囲気

本当の枕カバーのひとつ「Papaya」がカットされました。デザイン依頼をお受けして、描いたものがこうしてすぐにカットされると言うのはすごく嬉しい。加えてET様ことSameco先生は、生徒様用と、ご自分用として、全く雰囲気の違う2枚をカットされ、その様子をお送りくださいました。eguchi_papaya_800_2

eguchi_f1まずは、オーダーをくださった生徒様のもの。グリーン系アイボリーの上にたる染めピンクのモチーフの組み合わせです。表情のある淡いピンクとベージュで、やわらかな雰囲気の作品に仕上がりそうで、うんベッドルーム向きだな、これとおなじ雰囲気で、もうひとつのククイを並べたら、きっとステキだろうなと思います。
ククイは、青系のたる染めでカットされる予定だそうで、生地のお写真もお送りくださいました。雰囲気や表情のある生地のは、使う色味によっては生地の雰囲気に押されて、パターンが目立たなくなってしまうことがあるけれど、この生地みたいに色相がはっきりしているのなら、心配はなさそうです。Sameco先生は「可愛らしい雰囲気の生徒さんにぴったりな色味になりました♪」とおっしゃっておられます。確かにかわいらしいです。eguchi_papaya_800_1

もうひとつは、Sameco先生自身がお作りになるソリッドカラーの組み合わせのもの。おなじパターンを使って、材料や色を変えるとこんなにも違うんだということがよーくわかります。ご主人様はベースにベージュを希望されておられたそうなのですが、先生から却下され、この素敵な色の組み合わせになりました。eguchi_f4_300
もうひとつのククイは、左の生地を使ってカットする予定だそうです。いつも思うのですが、わたくし自身は、ひとつひとつのパターンを描く際に、パターン自身を楽しんでいただけるようにきっちりデザインしているので、ソリッドの生地で組んだもののほうが好きなのです。なぜなら何が描かれているかがはっきりと見えるからです。
ハワイアンキルトがパッチワークと大きく違う点はパターンがそれぞれきちんと有ることだと思っているので、表情のある生地じゃなくても十分素敵な作品ができあがると信じているのです。
そおれでも、おなじパターンで最初の作品のように、創作的なものも作ることができる、ハワイアンキルトってやっぱり面白い。これがアップリケされて、キルティングが入ったら、もっともっと自然で素敵な作品になることを楽しみに致しております。

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