今月の会合でウォールハンギングサイズのドラゴンフルーツをカットしました。全く同じパターンを違う色で並べてみると、改めて色の大切さがわかります。 このデザインは、中心から放物線に拡がるパターンですので、カットして広げる段階で布が伸びてしまい、きちんと上下の布をあわせるのが難しいタイプのパターンです。しつけする前のこの段階できちんとセットすることが出来なければ、アップリケ→キルティングと進んでゆく段階で、ゆがみが生じてきれいな四角形に作品が仕上がらなくなってしまいます。ですから、キットとして売れる売れない関係なしに、わざとあわせにくいパターンを選んで、ただカットしてしつけしてを繰り返しています。
キットを準備する指導者が、布をカットする機会を増やすという意味もあって、毎回手を動かすチャレンジを続けています。パッチワークとは全く違うハワイアンキルトのキットワークの正しい手法を互いに確認しながら、学び続けています。反物の布から、正確に必要な材料を切り出すこと、布の表裏に注意してセットできること。アイロンのかけ方、カットした後の布とべースの生地をきちんとあわせられるかなど、もちかしたら、今更恥ずかしくて聞けないとも思える内容を含めて楽しい時間を過ごしながら学んでいます。
わたくしも小学校のときに、家庭科の先生から説明された、布の直角の出し方や、はさみの使い方などを急に思い出しました。びっくりしたのは、反物から、必要な材料を切り出すプロセスで、寸法を間違えてしまうということが結構起こりうるということです。また、ベースの布とトップの布のサイズが違っていたり、基本中の基本に落とし穴があることを、改めて感じました。購入したキットのサイズ違いや、上下の布のサイズが違っていたりというのは、几帳面な日本人にとっては、許しがたい無神経さにつながってしまうので、本当に注意が必要なことと改めて思うのでございました。少しの長さの布をけちって、結局寸法が合わないことで使い物にならない布の残骸を生産してしまいました。こういう経験、誰にでもあることなのかもしれません。
コメント
はじめまして。
ハワイアンキルトの興味を持ち色々探している時にめぐり合いました。
まだ手を出しそびれています。
本で学ぶのは難しいでしょうか?
最初の一冊にお勧めの本がありましたらアドバイスお願いします。
初めてのコメでこのような事、お許しください。
先日のクリスマス用もかわいかったですね。
ハワイアンキルトにはパッチワークとはまた違った細かい手法がございます。
本を見てもわからない部分は、習いにゆくとなーんだそうだったのか?
と思うことが多いのも事実です。
何か本をご紹介したいとは思うのですが、
布をカットしてアップリケしてキルティングと進めてゆくプロセスを
紹介した本が結構少ないのが現状です。
有名なキャシー中島さんの本で始められる方が多いのですが、
わたくしどもがおすすめする手法とはまた違っておりますので、
まず、どんな作品を作ってみたいかを教えて下さるとありがたいです。
また、わたしどものショップでオリジナル書籍を今編集中です。
近いうちにご紹介させていただく予定となっておりますので、
少しお待ちください。
ありがとうございます。
こちらにあります「ティキ」にすごくひかれて、作ってみたいなーと思いました。
田舎町のため、近くには教室がなさそうと申しますか・・・
書籍を楽しみに待ってみます。
ティキは、カットが難しいものもあるので、キットでのオーダーも承っております。
わたくしどもの編集中の本は、決してほかでは見られない内容で、
sasa様のお役に立てること間違いなしです。
少しお待ちください。