昨日は、とあるハワイアンショップの販売として一日横浜の大さん橋ホールで楽しい思いをしました。物販の大好きなわたくしは、お知り合いから、販売のお手伝いでよくお声がけをいただきます。以前フラの興行をする会社で仕事をしていたために、なかなか他社の主催するイベントに伺うことは無かったので、興味津々です。伺ったイベントはフラのコンペティションで、「イオラニ・ルアヒネ・フラ・フェスティバル」で、日本で初めて開催されます。エグゼクティブプロデューサーは、窪川京子先生で、日本で最も有名で実力のあるフラ教室を主宰・経営されておられる方です。このコンペは、3日構成で、エキシビションとコンペが開催される最終日である昨日だけが物販業者が入り、会場での販売が許可されます。ですので、設営→販売→撤収を1日で行うという、業者的には大変なタイプのイベントです。
どんなコンペティションでも同じなのですが、大人になってしまうと自身が他人から審査される機会というのは圧倒的に少なくなります。ところが、趣味を通じて始めたフラで、コンペに参加するというのは相当なモチベーションアップが必要だろうなと見ている側にまで伝わる緊張感がとても素敵なのです。要するに普通の人が、フラを習ったことで、人に審査されるようなことになっちゃったけれど、それぞれがそれぞれの技量で、ベストを尽くそうとしているとっても綺麗な心の集まりが、コンペなのだと、決して参加することは無いわたくし自身にも伝わってくるのです。昨日はハワイからクム・フラと呼ばれる審査員が3名来日していて、ハワイアンの審査による結果が出るので、入賞したグループは、本場ハワイアンにジャッジされたことで、自信を深めることは間違い無しですよね。
現象芸術である舞踊は、瞬間に大きなエネルギーが放出されるすごさがあるけれど、曲の意味を理解して、振りを覚えて踊り、同時にフレッシュレイでの参加を義務づけられるのです。当然、出演者は、マイレやプルメリアなどの香りや質感を肌で感じられるので、パターン名もわからずに作品を作り上げられてしまうハワイアンキルトとは大違い。彼女たちはみんな、モチーフのことをちゃんと知っているんだなー。素晴らしいなー。時にはみんなも、フラのコンペなんかを見に行けばいいのにーなんて思います。彼女たちが会場を歩き回るだけで、一緒にフレッシュレイの香りを楽しむことができます。物販ブースに買い物でお寄りくださる方に、そっと「プルメリアの香り、素敵ですね~」ってお声がけすると、どなたも少女のように、「これ、記念に乾燥させて保存しますー。」とにっこり笑顔でお答えくださるのです。いいよね。素敵だな~。
コメント