月別アーカイブ: 2014年5月

あなたの色

sayuriswork5月の会合のときに、写真右上のポーチを新作として見せてくださったSayuri様。彼女はパッチワークの講師としての資格を持ち、現在は、柏と志木の2教室を主宰されております。彼女も、わたくしのパターンをお買い求めくださって、これを使って教室を運営されておられます。

バッグはモンステラ、ポーチはホワイトジンジャー、手前のポーチは桜。さすがにお一人の方が制作された作品ですので、作品世界がSayuri色でまとまっています。これを拝見して、ああ、Sayuri様には好きな色の組み合わせがあるのだな。そして、この世界の色合わせを得意とされているのだなと感じるのです。きれいな色の組み合わせを知っているということはきっとご自分の武器とされていることと思います。作品を長く拝見していて思うのは、
1.鮮やかな色があまり好きではない
2.無彩色(グレーや黒や白の色味のない色)が好き。
3.ピンクや紫などの色が好き。
という、日本で教室を運営する先生として色合わせを考える上で参考となる手法が含まれています。古来のハワイアンキルトでは、白+ソリッドの1色という組み合わせが普通でしたし、バッグやポーチは、ごく最近になって作られるようになったアイテムですので、色合わせについて深く考える必要はありませんでした。というのは、選ばれるソリッドの1色は、モチーフの色だったからです。

ところがバッグなどのパーソナル要素の強いジャンルのものは、複数の色を使うケースがほとんどですから、急に色合わせのセンスが問われることになるので、先生たちも大変だと思います。また、日本で販売されているソリッドカラーの生地は、海外と比較して色数が少ないために、きれいに見える色の組み合わせが限定されてしまう傾向にあります。

Sayuri様のように、同系色+無彩色の組み合わせは、色合わせに悩んだときに、見本となる解決法のひとつです。赤・青・黄の三原色と、赤+青=紫、青+黄=緑、黄+赤=オレンジで、色は大きくわけて無彩色+赤・紫・青・緑・黄・オレンジの7種に、茶色を足した8系統に分類されるので、この8種の得意な色あわせのバリエーションを考えておくと、ご自身の武器になることは間違いないと思います。

サイズダウンしても大きなクラウン!?

1515WH061_royal_dep1昨日描いたロイヤルクラウンのあり得ないデザインを見て、180×220cmじゃ少しサイズが大きいので、150×150cmのスクエアに同じような感じでクラウンを入れてほしいとの新しいご依頼がございました。パターンはある程度手で描いたものを、PCに取り込み、100%のサイズで描きます。そのデータと、展開図とをご注文に合わせて出力して販売しています。ですから、データ上で見ると、このクラウンの原寸の大きさがわかります。ご依頼に合わせて150のスクエアにクラウンを入れ、正方形に合わせて描き直したマイレを入れて、これなら縫いやすいに違いないと思ってクラウンの寸法を見たら、あらら?6cmしか小さくなっていません。せっかくサイズダウンしたのに大きなクラウン。デザイン的にはスケール感を全く感じられない雰囲気があるのですが、直径1mを超えるモチーフを仕上げる異次元的な楽しみ方もきっとあると信じております。仕上げるときっと素敵で、面白い。

パパのベッドに王冠を

OBC024_royal_dep 180×220cmのベッドカバーのオーダーをお受けしました。ご主人のベッドのカバーとしてお使いになるそうで、クラウンをモチーフとして欲しい、マイレのレイがそれほど多くないもの、大柄なもの。というのが条件です。左は、重いモチーフに対して、ご主人様の快い眠りを願って、上下にリボンをレイアウトしました。加えて、ゴージャスに、王冠が8個入るデザインです。王冠のデザインも新しいものにして、ハワイの王様の誰かを特定しない抽象的な“クラウン”としてデザインしました。
中心部分は、男性のために使われるために、花や葉を入れずに、オーナー様をお守りする護身用の剣を抽象化して入れました。制作予定のカラーは、グリーンということでしたが、ブルーもいいかな?と思っております。

ベッドカバーのように制作に時間がかかるものをオーダーしていただく場合、最低でも2つのデザインを提案させていただきます。おそらくキットを作るのも大変で、価格も高くなるものですから、お買い求めいただく生徒様に、デザインの選択肢なしに「これです。」と言ってお渡しすることはあまりに失礼です。きちんとパターンをデザインし、デザインパターンにキルトラインを入れたものを見て、ご自分でそれを仕上げることができるかどうかを事前に見て決めていただくことが普通だと思って、常に2から3個のパターンをデザインし、必要なものだけを買い取っていただくようにしています。

OBC025_royal_dep二つ目のデザインは、1880年代に使われていたマイレのデザインをフレームに大きく入れたまったく違うデザインのものです。余白が多めにとられていて、少しアンティークで、やわらかな雰囲気に全体がしあがるはずです。グリーン系を希望されているのなら、マイレをイメージしたこのような鮮やかなグリーンもいいかもしれません。
わたくしは、生徒様の好みを直接お聞きしたりお話したりすることができませんし、お縫いになる方のスキルも全くわかりません。ですが、縫う前からきちんとカットされることで、オーナーの方が確実に作品を仕上げるところまで到達していただけるよう、視覚に訴えるデザインを描くようにしています。ハサミでチョキンと切っただけというのではなく、最初からどんな形になるのかがわかるよう細かくデザインを描くのです。ですから、毎月カットがうまくゆき、上手にベースと組み合わせたキットを美しく作り上げることができるように訓練を積み重ねているのです。

OBC026_royal_dep最後は参考までに描いたデザインです。直径100cmを超えるクラウンをどーーーんと真ん中に配置してみたデザインです。巨大なパターンにわたくし自身も絶句。でも意外にドラマティックな作品に仕上がるかもしれません。オーダーの色は先にもお知らせした通り、グリーンなのですが、カラーバリエーションを考えてしまいます。こうして並べてみますと、色から感じるイメージの違いは作品に大きな影響を与えることを教えてくれます。ほかのデザインで見た色がよかったから、自分もその色で作りたいと思うケースをよく拝見させていただきますが、デザインやモチーフが変われば色も変わる。そしてそれは作品の訴求力にも違いが出ると色を並べてみて思うのです。パパのベッドの王冠であることをわすれずに。ですが。

Kaori姫の仕事

gecko_bag_3005月の集まりが終了しました。今月もハワイアンキルトについての楽しいお話がいっぱいで、わたくしのほうからも新しい提案をいくつかさせていただきました。いずれ、内容をご紹介できることと思います。なかでも今月は、Kaori姫の久々のハワイアンキルト作品を拝見させていただいたことが格別の喜びでございました。彼女の作る作品は、丁寧でいつも心がこもっています。今月の作品はGeckoのバッグ。すべて、Kona Cottonで色合わせしたバッグです。マチ部分のキルトも完璧。素晴らしい仕上がりです。持ち手部分は、本革を取り付けておられるのを見て、彼女がこの先このバッグを大切にお使いくださることを感じられてほんのりうれしい気分になりました。お洗濯するときのやり方など、それとなく教えてくださって勉強にもなりました。この仕上がりを見て、参加していた全員が、欲しい!と目を細めるようなクオリティで、生地の色の美しさがひときわ輝く仕上がりです。いいね。

Kona Cottonはソリッドカラーで300色ほど用意されており、色がありすぎるために、2色や3色を選び出すのが難しいかもしれません。このバッグは、ゲッコーの色がポイントです。ブラウンといっても、色味が違うブラウンがずらっと用意されているKona Cottonの親切さには、本当に感謝感謝でございます。茶色って、実は合わせるのが難しいのです。これは、ベースのブルーに対して、補色となるオレンジ系のブラウンをわざと合わせて、主人公のゲッコーが浮き出て見えるような構成で色を合わせました。これからの季節にピッタリのバッグです。こちらのデザインパターンも販売しております。色見本には、Kona Cottonの色番号が記載されておりますし、マチ部分のキルトラインも添付されております。ぜひご利用ください。

ハワイアンキルトは奥が深いと認識されていない?

kotoes_tango_2_300Kotoe様は、今年のお節句に間に合ったのでしょうか?端午の節句(100×100cm)を仕上げてくださったと、北村先生より写真が送られて参りました。
Kotoe様は、とにかく多数作品を作り続けておられるので、ここのところ大変スキルアップされていることを感じます。これは鯉のぼりの鱗が鱗っぽくてなんだかうれしくなるような仕上がりです。これをデザインしたときに、柏の葉の素敵さに気づいて、新たにパターンを作成したのですが、思った通り、柏の葉っぱっていい。通常より、子どもっぽい色をあえて選んだデザインなのですが、縫い上がって立体感が出るとさらに子どもの日らしさが強調されて、“かわいい”仕上がりとなりました。Kotoe様はとにかくうまい。そして素直。作品からKotoe様の心の美しさが伝わってきて、わたくしも幸せな気持ちになりました。いつも本当にありがとうございます。次の作品はLehua Leiでしたよね?仕上がりを心よりお待ち申し上げております。

grape&makadamia_2_300次はオリジナルのデザインを元に、北村先生が生徒様のオーダーに従ってアレンジした100×100cmのタペストリーです。パターンを購入していただくと、こういった自由なアレンジができるという便利さがあるので、わたくしもびっくりするような作品が登場する楽しさもあります。
これはSuzuki様の作品だそうです。グレープが気に入ってくださったそうで、真ん中にピローのパターンのマカダミアナッツをそのまま入れてほしいとの要望だったそうです。面白いですよね、グレープとマカダミアナッツ。さすがに、気に入ってくださったというだけあって、グレープもマカダミアナッツも生き生きと美しく縫えています。特にグレープ。細かいキルトラインに忠実に仕上げてくださって、おいしそうに見えます。余白が多めで、エコーラインを入れるのも大変だったと思いますがこれも大変きれいに縫われていて良い作品に仕上がっていると思います。

goodluck_2_300これは越谷レイクタウンの教室におられるHirano様のグッドラック(110×135cm)です。上のお二方と比べると、彼女は作品の制作点数が少ないのかもしれませんが、この難しい作品にチャレンジされたことは、すばらしいことだと思います。このパターンは、縫ってゆくと全部が分かれてしまうパターンですので、全体に統一感を持たせて仕上げるのはとても大変。よくがんばってくださいました。セレクトした色もさわやかで、趣味がいい。思い出になる作品となったことと推察できます。

この作品をさらに素敵にするには、とにかくたくさんの作品をこれからも縫い続けていただくことと、教室のほかの方の作品や、インターネットで、いろいろな作品を見たりすることだと思います。きれいに縫うことが完成形ではないハワイアンキルトの奥深さは、パッチワークとはまた違った学びの場があることに以後も制作を続けて行かれれば、きっとHirano様も気づくことができると思います。パッチワークとの大きな違いのひとつは、植物や花をモチーフとしていることですから。

bag2_2_300最後は、Fuse様のバッグです。モチーフはウル。パターンのアレンジは、北村先生によるものです。パターンを配置するコツは、いろいろあるのですが、あくまでも植物ですから、特別な場合を除いて、茎から葉が出ていることを感じながら配置することと、天地を逆さまにしないことでしょうか?これは、ウルが自然に見えるようにレイアウトされています。あとは、葉の向きや実の向きが、わたくしたちがその植物を見る時の視点と同じように配置すると、素敵なデザインになります。どういう訳か脈絡なくレイアウトすると、布の上といえども、水を吸って植物が生息しているように見えなくなってしまうのが不思議で面白いです。これはそういった意味では、落ち着いて自然なデザインの実用的なバッグです。入り口にファスナーの代わりに巾着状に結べる布をつけた、形がかわいらしい。ウルの葉に、お嬢様から助言を受けてスパンコールがつけられています。Hirano様はフィギュアスケートファンなのでしょうか?ご本人は大変気に入られて、いろいろな場面で活用されておられるということをお聞きして“恥ずかしくて持てない”とよく言われるハワイアンキルトのバッグが多い中で、本当によかったと思っております。形をバッグにすればいいというものではないので、バッグについては、いつでも永遠のテーマです。

Hawaiian Garden

kazuko_garden1_600 7090WH038甲府で教室を主宰されている村上和子先生より、先日パターンのオーダーを頂いた「ハワイアンガーデン」が無事に生徒様に販売されたことをお知らせくださいました。これは70×90cmのサイズで、ココナッツリーフなど細かいモチーフがたくさんあるので、アップリケに相当の時間がかかりそう。ですが、このキットの特徴は、ベースの空の部分にスカイの、むら染め生地を使ったところです。海の部分を取り除き、縫いやすく村上先生がアレンジされました。こういうパターンですから、むら染め生地をこういう形で使うのはとってもいいアイデアで、縫うときに生地の表情が目に心地よい刺激を与えてくれるので、楽しく縫うことができそうです。

パッチワークっぽいデザインなのですが、最終的にキルトラインとエコーラインで仕上げると、それだけでハワイアンキルトらしさがプラスされます。もっとこういうデザインを用意したほうがいいのかな?なんて思いますが、このパターンにはたくさんの植物を入れているので、配置を変えたり、減らしたりして、別のデザインを構成することもできるように考えました。マルチカラーの作品は、どなたにもわかりやすく、縫うときも楽しく、たまにはいいのかな?と思います。オーナーのOgawa様、仕上がった際にはまた、ご連絡ください。わたくしも楽しみにお待ち申し上げております。そして、ありがとうございました。

Honu & HibiscusとLilicoi

北村京子先生が主宰される埼玉の教室でずっとハワイアンキルトを学ばれているFuse様の作品が2点できあがってきました。100×100cmが2枚もです。

husesan_honu_hibiscus_350まずは、Honu & Hibiscusです。海の動物とハイビスカスを組み合わせたデザインで、オーダーいただかなければ絶対に思いつかないデザインですが、結構お作りになりたいと、挙手してくださった方が複数いらっしゃいました。
何回か前にご紹介させていただいたKotoe様に続き、Fuse様もがんばって仕上げてくださいました。同じデザインのものでも、縫う方が違うと作品も違って見えるから楽しいです。この写真は上下がちゃんと撮影されているので、とっても安定感があって、少しほっとします。ホヌの背中に配置したハイビスカスをほんの少しずらして、動きがあるように制作されています。ホヌに使った色をフレームのハイビスカスの葉にとことどころバランスよく配置しているので、全体に良いリズムの配色でまとまって見えるのが素敵です。きっちり正確に入れられたキルトラインのハイビスカスは、ハワイアンキルトらしく。また、ホヌの背中をタパカパスタイルで丁寧に仕上げた力作ですね。すばらしい!

husesan_lilicoi_350これと同時に見せてくださったのがこのLilicoiです。真ん中の部分が白で仕上げられているのは、エイトポイントを目立たせたくなかったからでしょうか?
この作品を通じて、リリコイ(パッションフルーツ)が蔓科の植物であることを覚えていただけたことと思います。このデザインは、描いたわたくし自身も好きなパターンなので、こうして作品が仕上がってくるのは特別にうれしいです。アップリケが難しい花の部分もきれいに縫いあがったことで、ご自分の腕に自信を持たれたことと思います。Fuse様の作品も2点ともベースに白っぽい色を使っておられるので、ハワイアンキルトらしい作品を手に入れられました。皆様の制作過程で、パターンの必要性は、そう大きなものではないかもしれませんが、デザインする立場としては、完成までたどりついていただけるよう、美しくて楽しいパターンを提供させていただけるよう、見えない努力をしております。

ですが、主役は、作品を仕上げてくださる皆様であることに代わりはありません。しがないパターン制作者であるわたくしは、できあがりました~と写真を送っていただくことが最大の支えになることを、心の片隅にメモしておいてくださるとうれしいです。

Mother’s Dayのカーネーション

carnation_pillow_300これは北村京子先生が母上に贈るために作られたカーネーションのクッションカバー。まだ、仕立て前の段階で、見せてくださいました。

亡き母のためにアメリカの女の子がカーネーションを贈ったことで始まったというのなら、生きてるママに贈るのはどうかしら?とは思うのですが、色や縫い方など想像以上に愛らしく仕上がったこの作品を贈られたお母様は、きっとうれしいでしょう。8分の1のハワイアンキルトの基本といえるデザインを元に、白ベース+ソリッドカラーを使う作品がわたくしは一番好きです。パッチワークのように生地を組み合わせて作る作品が多い中でこういう作品を拝見させていただくと、ねっ!生地に表情がなくても、こんなに説得力のある作品ができあがるハワイアンキルトを多くの方が楽しんでくださることを願っています。

季節の行事や楽しいエピソード作りのパターンをご自分の暮らしの中から発見して作品にして残していただくためのパターンを、これからも描き続けてゆきます。ちなみにこのカーネーションのパターンは500円です。

Ohai Ali’iのベッドカバー

Ohai Ali'i Dep2 Ohai Ali'i Dep3オーダーをお受けして、Ohai Ali’iのベッドカバーをデザインいたしました。実際に3点描いたのでございますが、ひとつはてへっと頭をかいてしまいたくなるような駄作でござます。うーん。観念的に描くパターンというのは、とんでもないものになってしまうものだと悲しくなります。
左のデザインは、花とつぼみのみをレイアウトしたものでございます。Ohai Ali’iの花は、長いおしべ&めしべが特徴なのですが、なんとかその要素の一部をパターンに入れられないものかと、それなりに苦心したデザインです。
右のデザインは、葉を入れ、植生になるべく迫ろうと考えたデザインです。左のデザインに比べて、余白を少なくし、華やかなOhai Ali’iのイメージを再現したいと考えて描いたものです。

Ohai Ali'i Dep1最後にあまり公表はしたくないのですが、描いて苦笑してしまったのが、このパターンです。描いているときは、それなりに植物の姿に忠実だ!などと納得しながらまじめに制作したことは、したのですが、全体を展開して、セルフ却下とさせていただくことになりました。
このパターンのいけないところは、線(茎)の太さと密度と、余白の分量です。真ん中辺に太い線を多用しすぎて、せっかくの四角形全体がゆがんで見えるアンバランスさが許せません。その結果、何の植物を描いているのかがわかりにくくなってしまっています。採用したデザインと比較してみてください。

植物の持つ自然な曲線を無視してデザインするとこんな結果になってしまうのだと、反省いたしました。まじめにやっているのですがね。

ご自分でカットすることのすばらしさ

cutting_seminor長いことほかの教室で、ハワイアンキルト作品を制作されておられたKさんが、埼玉で教室を展開されている北村京子先生の元で、2回目のカッティング講習を受講されました。
どうしても、貴重なサテンのむら染め生地を使った作品を制作されたいと願っておられたのですが、前の教室でかなわず、教室をやめた今、自由に作品制作ができるようになったことで、相談されたようです。たくさんの作品を手がけた経験がおありでも、教室ではキットを購入して制作することが決まりになっていたということで、縫うことはできても、カットしたりしつけしたりするというプロセスについてはほとんど何もわからなかったということで、2度目の講習を受講されたのだそうです。

熱心な彼女が、すべて自分の力で作品を制作してゆく中で、生地にアイロンをあて、パターンをトレースしてカットできるようになるということは、この先絶対に必要になることとKさん自身がよく理解されてのお申し出だったのでしょう。

今回は彼女の希望に沿った素材をご用意し、ご自分でカットされたことで、この作品に対する深い愛情をお持ちいただけるであろうことが推測できます。気に入った素材とパターンで、すでにお持ちの高い技術で作品を作りあげる喜びを、これから先もずっとずっと続けて行っていただけるようお手伝いさせていただけることは、大変ありがたいことと思っております。