月別アーカイブ: 2014年8月

秋の気配→キットを少し発売しました

OS021_k02_210夏休み最終日を迎えて、すっかり秋の気配です。そろそろハロウィンの準備を始めようかな?と思われる方も居られると思い、少しですが、パターン付きのキットを発売致しました。ハロウィンのサンプラーズタペストリーと、バッグ、ピロー、ウォールハンギングなどキットとして作りにくそうなものを選んでキットを用意したのでございます。キットを制作してくださったのは、教室を主宰される先生方で、面白いのは同じデザインを見ても、選ぶ色がそれぞれ違っていることです。ですので、同じキットで3種類の商品が並んでいます。面白いので、是非ご覧になってみてください。また、気に入ったものがございましたら、是非お買い求めください。キットは全て1点ものです。また、他のショップと大きく違うのは、各キットに100%サイズのパターンがセットされていることです。パターンをセットした理由は、キルトラインを見ていただくことと、指導者の方がキットを入手して、ご自分で新たに製品を生産される時に必ずパターンが必要になるに違いないと考えたことによるものです。わたくしどものショップは、パターンをご購入いただくことが最大の目的ですので、他のハワイアンキルトキットショップのように、キットを販売することは二次的な理由によるものだと考えております。だって、キットって購入すると高くついちゃうじゃないですか。パターンを買っていただいて、各自自由にキットを作るほうが楽しいに決まっています。ただ、今回発売したものは、キットが想像しにくかったり、作りにくかったりするものを選んで、生地になったものを見ていただこうと考えての行動でございます。キットの値段はいろいろですが、これに関しては、制作していただいた先生方からのお申し出によって価格が決まってしまうので、ご覧になって、皆様のご意見をお聞かせいただきたいところでもあるのです。

kazuko_hulaimpli1_500そんな中、甲府の村上先生より、フラインプリメントをカットした~と写真が送られて来ました。トップもベースもサテン生地で、カットするというのでわたくしものこのこ生地屋さんまでおつきあいさせていただき、選んでいいって言ってくださったので、この色&この素材がいい!なんてわがままを言わせていただきました。
トップとベースの色と素材はすぐに決まったのですが、同じサテン素材で、イプにかけるマイレに使えそうな色が見つからない。サテンでグリーン系はあっても、暗すぎてせっかくの色をぶちこわしてしまいそう。だからといって、ソリッドのグリーンだと、サテンに負けてしまう可能性がある。さて、どうしましょう?

だったら、ムラ染めの生地を使おうと、わたくしたちは別の店にはしごして、グリーンのムラ染めを手に入れようと考えました。店では確かにグリーンのムラ染めがあったのですが、同じ棚に紫系のものも置かれていて、こっちがいい!などと大騒ぎしてこの色を決めさせていただきました。サテンってどうしてこんなに好きだとおっしゃる方が多いのでしょうか?残念なのはその割に、良い色が揃って居ないのと、色数が少なすぎるということです。日本の無地生地は、それぞれが主張しすぎて、合う色の組み合わせが決まってしまう悲しさがございます。色彩感覚が鋭いはずの日本なのに。

kazuko_hulaimpli2_500村上先生の組んだキットはタイムリーに秋の色合いです。まだまだ暑い日が続くのかもしれませんが、気分はもう秋です。お子様たちの学校がスタートすれば、ご自分の時間を少し見つけていただいて、作品制作に使っていただけるお時間を増やしていただけるんじゃないかしらん。いや、そうであってほしいと願っているのです。夏が終わればハワイアンキルトも終わりではなくて、涼しい季節に突入する今からが、大型作品を作る本番の季節です。夏は暑くてたまらないキルティングが冬は温かくみなさんの手や体を包んでくれます。大物作品にチャレンジしてみましょうよ。いよいよハワイアンキルトの季節がやって来た~。なんて、違うでしょうか?

新しいデザイン21種を追加

mywork2日本ハワイアンキルト製作所ホームページにジンジャーを中心とした新しいデザイン21種(500円~4.000円)を追加しました。これにて花のデザインだけで105種になりました。

今回ジンジャーを狙っていろいろ植物を調べながらパターンをデザインしたのですが、ジンジャーだとずっと思っていたものが、別の種類だったり、植生がなるほど!と思うものがあったり、パターンを描きながら少し物知りになったような気がいたしました。最近は百科事典と植物図鑑が愛読書。道を歩いていても花や木が気になってしょうがない。わたくしの息子たちも街で面白い植物を発見すると、写真を撮ってきてくれるようになっております。少し嬉しいのは、名前がわからない植物でも、だいたいの種類がわかるようになってきたことです。また、様々な仕事を通してパターンの表現方法がいろいろあることを思い知らされています。今回写真のハイビスカスがそうです。夏に向けてパレオ柄をいくつかデザインしたのですが、それを活かした新しいタイプのパターンを用意しました。135×110cmの大きさいっぱいにタパ風のハイビスカスをひとつだけ配置したものです。(もちろん元のハイビスカスもわたくしの手で描いたものです)細かいデザインですが、1枚でカットできるので準備はらくらく。参考の色はご提案させていただいておりますが、お好きな色で自由に組み合わせてお部屋に飾ったり、ソファの背カバーとしてお使い頂けたら嬉しいと思います。パターンのサイズ、びっくりするほど大きいですが、原寸サイズでお届けです。

その他ジンジャークッキーや、Ukulele & Koaなど、他では見られない楽しいパターンを新たに追加しました。少し涼しくなって来たので、大きな作品も作り安くなって来ております。多くの方のご利用を心より願って今日も新しいデザインに思いをはせるのでございます。

お二人のために愛をこめて

Arashi_blastinhawaii_2嵐(もちろんジャニーズの)ってすごい!わたくしの友人に嵐大好き!という方が二人いらっしゃいます。常日頃、彼女たちから嵐ビジネスについてよくお聞かせいただいているのですが、なかでも“Arashi Blast in Hawaii”のお話に衝撃を受け、参加に当選されることを心から願っておりました。このほど、頭がくらくらするほどの競争率を勝ち抜いて、お二人は見事この嵐のハワイコンサートツアーへのエントリーが決まりました。おめでとうございます!!

来月オアフ島で開催されるツアーに参加できる人は3万人。ほとんどが日本から指定の旅行代理店経由で現地に向かうのだそうで、130万人いると言われるファンクラブメンバーですから、行けること自体がすんごいことなのだそうです。そこで、彼女たちがツアーに参加するための準備を少しお手伝い。嵐のハワイツアー用パターンをデザイン致しました。嵐のロゴマークって結構かわいいのですが、このBlast in Hawaii用の特別なロゴというのが、これまたかわいい。ハイビスカス+プルメリアレイを加えたツアー専用ロゴは、グッズ販売にまたおおきな影響を及ぼすのでしょうと、わたくし自身上手なビジネスにまたまた感動してしまったのでございます。ハワイへの旅行代金だって通常と違ってプレミアムなプライスなものになるのでしょうが、ファンはもちろん、嵐にとっても旅行代理店にとっても様々な意味で理想的なビジネスになることは間違いなく、これほどみんながHappy!になれるイベントがあるとうことに“すごいわねー。嵐うらやましい”なんて思ってしまうのです。

このデザインはお二人の旅行が楽しいものになるように、嵐のロゴをメインに、メンバー5人それぞれの持つカラーをイメージしたプリメリアを配するデザインにしました。インターネットで検索すると、嵐のロゴを使った応援用のオリジナルグッズを個人的に作っている方が多数おられることも知りました。お二人それぞれが応援するメンバーを心に思い描きながら、このパターンでバッグなどをお作りいただければわたくし自身も嬉しい気持ちでございます。また、心より楽しい旅になることを祈っております。

愛をこめてね。

Ginger!!!

torch_ginger3_dep spiral_ginger_dep shampoo_ginger_dep redtower_ginger_dep red_ginger2_dep pineapple_ginger_dep kahili_ginger_dep blue_ginger_dep2 beehive_ginger_dep crape_ginger_dep500わたくしのパターンの中で比較的数の少ない「Ginger」のジャンルのパターンをいくつかまとめて描きました。ここに掲載させていただいたのが、上左から、トーチジンジャー、スパイラルジンジャー、シャンプージンジャー、レッドタワージンジャー、レッドジンジャー、パイナップルジンジャー、カヒリジンジャー、ブルージンジャー、ビーハイブジンジャー、クレープジンジャーの10種です。基本的に葉の形がほぼ同じ(当然ですよね、同じ種類の植物ですから。)なので、描き分けに苦しみましたが、形状が最高に面白いジンジャーって、素敵な植物群です。レッドジンジャーやトーチジンジャーなどよく知られたモチーフについては、以前も描いたことがあるのですが、新しいパターンとして追加したいと考えておりました。これで、ジンジャーの商品は少し充実したような気分でございます。

特に今回面白いと思っておりますのが、クレープジンジャーです。和名・フクジンソウというのも縁起がいいね!

ピローのパターンは全ての基本。日本ハワイアンキルト製作所のサイトでも、一番好まれているジャンルです。ピローのデザインは描くのも一番楽しいし、どこよりも種類と数をわたくし自身も充実させたいと常に思っております。比較するパターンが多ければ多いほど、選ぶのも楽しい。ジンジャーの分野はそれほど人気のあるパターンではありませんがよく知られた植物や動物以外にも、作品制作の対象となるパターンがいっぱいあること、知っていただきたいと心から思うのです。ジンジャーで構成されたピローをお部屋で使って、訪ねてこられたお客様やご家族に、自慢していただきたいたいなーなんて思います。ジンジャーのパターンは来週中に皆様にご購入いただけますよう準備いたしております。どうぞよろしくお願い申し上げます。

今一度教科書について

quilt_txt_300ハワイアンキルトの教科書・第二版は、指導者の方向けのものなのですが、制作過程の説明は、指導者では無い方でも十分ご活用いただける内容になっています。この教科書を編集するきっかけとなったのは、教室を主宰される方から、前に所属していた教室でよく考えてみれば何一つノウハウに関する情報をまとめたものが無く、規約を決めたり、生徒様のスキルを見極める基準やキットの値段など全ての項目があいまいで、教室運営に心配がある。というお声をいただいたことがきっかけになっています。(これは以前も書いたと思います)

その指導者の方が持っていた資料は、ピローサイズ(そのときは55×55cm)のカッティング講習の時に、主宰の先生からもらったプリント1枚しかなく、その後、全てのことを見よう見まねでやって来ていて、習慣的にわかっていても、それぞれの制作過程の詳細については、何も確たるものが無く不安だらけ。どうしよう。というお話からでした。確かに書店に並ぶハワイアンキルトの本は、美しい写真とほんのちょっとの作り方と型紙が付いているというものがほとんどで、アメリカンパッチワークのように、細かな作り方や布のはぎ方を詳しく説明した参考文献が圧倒的に少ないことは気づいておりました。

また、わたくし自身も、パターンだけ描いて販売するだけでは、あまりに不親切過ぎるとも考えておりましたので、きちんとしたハワイアンキルトの作り方をまとめたものの必要性はずっと感じておりましたので、パターンと教科書は、セットでご提供して初めて意味のある活動になるのではと考えて編集したものです。

現在は指導者の方を中心にご購入頂いておりますが、この手法に合理性を見いだしてくださった先生の中には生徒様にもご推薦くださり、複数冊ご注文くださる教室も増えて来ています。また、今までやって来られた手法に加えて、教科書の中に良い点を見つけてくださって、新たにノウハウとして追加して使って行こうと思ってくださる先生も居られます。書店に売っているような美しい本ではありませんが、今までの本に決して掲載されていなかった部分である、作品制作の最初の部分である生地の切り分け方法や、布のはぎ方などについて、きちんと説明しています。これを見て、最初にきっかけをくださった先生は、自信を持って教室で指導できるようになったと喜んでくださっています。

ハワイアンキルトはハワイで生まれたものですが、勤勉で緻密な国民性の日本でハワイの人は細かいことは言わないのよ、では通じない厳しいお客様である生徒様の目があります。ソリッドの生地といえども表裏を気にしたり、生地のミミについての扱いや、生地の色のロットなど、全てにおいてきちんとしたものが要求されます。生地だけでなくフープや糸、針やシンブル、はさみやピンなど細かな部分の要求に応えしなければならない国民性なのに、どうして一番大切なノウハウについてが手つかずのままになってしまったのでしょうか?2003年にこの仕事と関わりを持ち始めて10年以上が経過していますが、ハワイアンキルトの教科書のような本はいまだ見つけられていません。きっかけは一人の先生のお言葉からスタートした教科書編集ですが、多くの方に参考にしていただきたいと願っているのは、たくさんの方にハワイアンキルトに興味を持っていただき、気楽に始めていただけるよう心から祈っているからです。ですから、常にご購入いただける体制を新たに整えました。いつでもお気軽にご注文ください。

パターントレースの依頼

traceショップの商品を見て、自分のパターントレースをしてほしいという驚くべき依頼がございました。わたくしの中では決してあり得ないご依頼だったので、本等に驚きました。日本ハワイアンキルト製作所の商品と同じ荷姿で、ご自分のパターンを整理されたいと思われたようです。

いやあハワイアンキルトの指導者の方って変わった方が多い。わたくしだったら、絶対に頼まないもの。なぜなら自分のパターンを全部見せなければいけないですから、わたくしに盗まれてしまうとは思わなかったのでしょうか?また、パターンを生徒様以外の人に見られても平気なのでしょうか?わたくしなら大丈夫だと思ってくださったのでしょうか?
作業は2日半ほどで全て終了しました。トレースのネタとなる原図及び、わたくしが作業したデータは全てコピーは取らず、一緒にご返却いたします。初めてのご依頼にすこし面食らったわたくしですが、また、この作業を通じてハワイアンキルトのパターンについていろいろ考えてしまいました。それは直接ご返却するご本人様に、お伝えしようと思います。ご依頼いただき、ありがとうございました。作業、全て終わってまーす。

Oh! Pareo

Monstera_pink夏になるとパレオのニーズが増えるということで、特別にパレオのファブリックを描いてみました。なかでもこのモンステラは、ハワイアンキルトのパターンとしても使えるかしらんと思い、新しいパターンへの展開を考えています。
パレオの元絵は、連続柄ではないので、1枚1枚絵のように描くのですが、とにかくひどいデザインのものが多く、なんとかならないか?製品は現地で作ってもらっても型代がものすごくかかるので、色数を抑えてほしいとの要望に従ってデザインしました。

今回はこれ以外に、あと4柄、23色のバリエーションを作成しました。これが商品になりましたら、またご報告させていただきます。サイズは1,650mm×1,200mmの50%サイズで描いて納品いたします。

ところで、わたくしはパレオは「Paleo」と表記するのだと思っておりましたら、「Pareo」が正しいということを知りませんでした。このほかにティアレの花は「Tiale」だと思っていたら、「Tiare」が正しいのだそうです。ハワイ語で「エル」で表記する単語は、タヒチアンでは「アール」で表記するのだということを、タヒチアンダンスを指導する先生から教えていただきました。アイテム的にパレオは、ハワイアンよりタヒチアンに分類されるものになるそうで、パレオも「Pareo」と書くのが正解。となるらしいのです。知らないことって本当にたくさんあります。

これからも知ったかぶりしないで、教えていただけることに常に感謝していかなきゃと思うのです。

Halloweenのパターンがカットされました

7/29に発生したゆっくり台風は、帰省される方にとっては大変な障害になるのかもしれません。ふるさとの無いわたくしは、盆や正月に関係なく仕事をし、新幹線や飛行機で帰る場所のある方々を内心うらやましい気持ちでずっと拝見させていただいておりました。ですが、今年に限っては、ふるさとが無くて良かったと思っております。そして皆様が無事に、行くべき、帰るべき場所に到着されることを祈っております。

2014halloween_5002014 Halloween Samplersのパターンがカットされたものが写真で送られてきました。そろそろ生徒様よりオーダーが入り始める時期と見越して、埼玉の北村先生がカットされたものです。確かに8月に入って、ハロウィンのパターンが少しづつ動きだしました。
彼女は真ん中にオバケちゃんと髑髏を入れたものと両方用意されたそうです。これはがいこつ(Skull)のほうだそうです。ベースの生地はミシンで接ぎ合わせ、素材は全てBalla Solidを使っておられます。参考色見本は用意していますが、北村先生からは、具体的なカラーナンバーを指定してほしいと、ご依頼を受けて、セレクトしたものです。このキット素敵だからわたくしが売りたいくらいでございます。

色無地の生地は圧倒的に海外製のものほうが色数が多く、日本製にはない色がたくさん用意されています。色見本を見ると創作意欲が沸いてきそうだけれど、その中から理想の色を素敵な組み合わせで選ぶのはどうも難しいようです。というのは、色見本というものは、人を受け身にさせてしまうからです。色順にきれいに並べられていて、開いた瞬間に目に入ってくる多くの色に惑わされてしまうからです。そして、もしかしたら見本を見る前までは、しっかり自分が持っていたイメージがどこかへ飛んでいってしまうのです。
おそらくわたくしの色見本の使い方はまったく逆で、自分がイメージした色を色見本の中から探し出すという使い方をします。場合によっては200色以上ある見本の中でも、思ったとおりの色が見つけられないことがあるので、色無地生地を作っているメーカーはしょっちゅう探しています。色見本の魔力にひっかからないように注意しないと、とんでもない失敗をしてしまうことがあります。ハワイアンキルトは、制作に時間がかかるので、失敗したな~と思うと完成までに思わぬ時間がかかってしまうことがあり、うまくいったな~という色ですとびっくりするほど早く仕上がってしまうこともあるので、色に対する感覚を鍛えておくことは不可欠だといつも思っています。ファブリックのデザインでも語ってしまいましたけれど。

8月のファブリックデザイン

ハワイアンキルトを少し離れてしばらくファブリックデザインに時間を使っておりました。全部で10種14パターンを描きました。上左から、オーガスタ、バードオブパラダイス、ココナッツリーフ、ハラ、トーチジンジャー、ハンギングヘリコニア、タパ・モンステラ、色違いのトーチジンジャーです。これらのファブリックを使ったドレスやパウスカートを入手したい!と思われた方はCoco Emily様にご注文をお願いいたします。

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これらは、ほとんどフラのステージ衣装やパウのために描いているものがほとんどで、ハワイアンキルトの裏布として使うものより大柄で派手なものが多いです。艶のある生地にプリントされたものがドレスに仕立てられ、ステージでフラダンサーのパフォーマンスに彩りを添える役割を果たします。曲のイメージに合わせてドレスの柄や色は選ばれるので、ハワイアンキルトのパターンと同じかそれ以上に種類が必要になりますし、柄自体をオーダーされることもあります。

要するにわたくしは、常に“絵”を描いている生活で、毎日植物について調べたり、花や葉、実を見つめ、パターンに意味を見いだし、ひとつひとつにコンセプトをつけてデザインを仕上げています。元になる絵は全て手描き、表現方法によっていろいろな筆記用具や筆、クレヨンなどを使い、データ化したものに色を構成してゆきます。植物を描くのは楽しく、色を考えるのも楽しい。植物を調べるのも楽しい。何もないところからどんなものでも目に見えるものに表現することは、無限の可能性を探し続けているようで、面白くてしようがありません。ファブリックもハワイアンキルトのパターンも、スタートは観察からであることに違いはありません。ファブリックデザインを描くことは、ハワイアンキルトパターンのキルトラインを考える上で、とっても参考になります。この機会を与えてくださっているクライアント様にも感謝しています。

一人目のミス・アロハ・フラ

New_rose_500フラの仕事に以前関わっていたことがあり、本日おつきあのあるフラの先生から、メッセージをいただきました。

Aunty Alohaが急死された。ショックです。

さて、この先生が教えてくださったAunty Alohaってどなたのことでしょうか?答えは「Aloha Dalire(アロハ・デリレイ)」さんのことです。あまりフラに興味が無いという方でも、毎年4月に行われるメリー・モナーク・フラ・フェスティバルはご存じのことと思います。2014年で51回目を迎えるフラコンペティションで、この時期、日本の主なフラの先生方は全員ハワイに行ってしまいます。ただ、フラを見るだけでなく、曲や衣装のトレンドを決めるという意味でも、フラを学ぶ方なら一度は見たことがあるという大会です。女性のソロ部門(アウアナ)で優勝した人はミス・アロハ・フラと呼ばれ、ハワイでは名誉ある存在とされるのです。日本では、2000年にミス・アロハ。フラになったナターシャ・オダ(任天堂のゲームに出演しています。)は、今でも日本で人気があるダンサーです。Aloha Dalireは、初代のミス・アロハ・フラだった方で、日本でも彼女に師事する多くの先生がおられ、その名の元に多くの生徒さんがAloha Dalireのフラを継承し続けています。享年64歳。わたくし自身も何度かお目にかかったことがある品の良いクム・フラ(フラの先生)でした。初代のミス・アロハ・フラとして、今でもハワイで一目置かれるAloha Dalireの急死で、日本でも大きな悲しみに包まれておられる方が多いことと思います。今日ご連絡くださったフラの先生も、Aloha Dalireと契約を結ぼうかどうか悩んでいたそうですが、最近言われた「生きているウチに」という言葉をかみしめておられました。自分の寿命がわかっていたようなお言葉のようにわたくしも感じました。

ハワイアンキルトよりずっとハワイとの強い絆が必要なブラを少し覗いて見ることで、作品制作の世界が広がるかもしれません。今日はそんなAloha Dalire様に花を手向けたいと思います。新しいデザインのバラ。ご冥福をお祈り申し上げます。