月別アーカイブ: 2015年11月

今半弁当

古くは幼稚園から、新しくても中学から、ずっと一緒だった同級生たちと、来年2月に開催予定のクラブのOG会(わたくしの学校は女子校なのでBは居ません。)の幹事会の第2回目に母校の幼稚園にある同窓会室に出かけました。耐震性に問題があるという理由で、何年か前に全て建て替えられた校舎は、わたくしが通っていたころの面影はきれいさっぱり無くなりました。待ち合わせの時間まで余裕があったので、校舎前にある土手に上り、新しい校舎を端から端までゆっくりと見、きれいになったけれど、味わいが無くなったなあ。すき焼弁当
OG会の目玉は、昼食です。今回は人形町今半で、お弁当を頼むことにしたのでございます。ここの仕出し弁当は大変な種類がありますので、先輩や後輩に食べていただくお弁当は、わたくしたちにとっても、いろいろ考える項目がいっぱいございます。どれに決めるか悩んだわたくしたちは、全員で別々のお弁当を注文し、どれをOG会で食べていただくか決めるために、第2回の幹事会を開催したのでございます。わたくしが試食したのは、このお弁当です。「折詰 すきやき弁当」です。今半といえばすきやき。という保守的なわたくしらしいセレクトです。冷たくなっていても、しっかり肉に味が付いていて、さすがのおいしさ。キルトショー貧乏のわたくしには似合わない贅沢なお昼でございました。それぞれが、それぞれの選んだお弁当に批評をし、わたくしが試食したものを含めた3つで、おもてなしすることに、無事決まりました。お弁当ごときに大きな労力を使う、わたくしの同級生たちを見ていて、優しく、楽しく、なつかしく思うのでございました。
shimamura_poinsetia800

ふらふらわたくしは、遊んでおりますの間に、PUNAのShimamura様が、また出来ましたとお送りくださったクリスマスの作品を最後にご紹介させていただきます。毎日何かを制作されておられるShimamura様のことはつい最近ご紹介させていただきましたが、本日のこの作品は、あのソックスとお揃いの仕立てになっています。そして、今回は、ポインセチアのキルトラインにゴールドの糸をお使いになったそうです。お写真を拝見してわたくしは、あれ?光ってますか?なんてお聞きしてしまいました。そしたら、
「そうです。これは金です。
クリスマスの物にはとても活躍してくれる糸です。
銀にするか?迷ったのですが金にしてみました。」
とコメントをいただきました。うん、金にして大正解!赤なら金、青なら銀。と思っておりますわたくしと、同じ考えです。金は暖色系(赤・黄などの色相)銀は寒色系(緑・青などの色相)に使うと決まります。光る糸にも色味があるので、このShimamura様の作品のように、上手に使うと、ぐっと素敵な作品になること、このお写真を拝見させていただいて、改めて思うのでございました。

 

この期に及んでハワイアンキルトの教科書について

quilt_txt_300txt_img1txt_img2キルトショー開催中から、今に至るまで、ハワイアンキルトの教科書が売れ続けています。キルトショーの期間、会場で内容をご確認いただいたけるよう展示販売しておりましたが、ご覧くださった方はみなさんご購入くださるという状況でございました。
日本ハワイアンキルト製作所で編集販売させていただいております「ハワイアンキルトの教科書」は、ハワイの有名作家が伝える手法を元に、文書や図を添えて、ひとつの手法として明文化したもので、今まで美しい写真が中心のハワイアンキルトの書籍とは全く違った形で、ノウハウをひとまとめにしたものです。なぜ、この教科書をつくろうと思ったのかと言えば、一生懸命探しても見つけられなかったハワイアンキルトの教則本を、わたくし自身が作ってしまおうと考えたからです。全てのノウハウを口伝えする形であれば、人によって伝え忘れる項目が出て来てしまいます。そういうことの無いように、わたくしたちの知っている手法を、テキスト化することで、ひとつのノウハウを伝える本をまとめたものです。
ですが、ほかにも様々な手法があるということは、皆様からお送りいただくお写真を拝見させていただいて、わたくし自身強く思っております。そして、どんなやり方を、どんな考えで、手法を確立されておられるのかは、個人的に大変興味があります。なので、願わくば、あちらこちらで、「ハワイアンキルトの教科書」のような本が生まれてくることを願っているのです。
たとえば、制作前に生地を水通しするという項目ひとつだって、それぞれの考え方があるということをもっと知りたいです。カットの方法や、実際の縫い方なども、きっと、なるほどーと思うようなやり方が、それぞれ明文化されるようなオープンな状態になったらいいなあと思うのでございます。そしたら、もっとハワイアンキルトを多くの方に手がけていただけるようになるかも知れません。パッチワークの1ジャンルと思っておられる方も多くいらっしゃいますが、そうではでは無いということを、わかっていただけないのは、ハワイアンキルトに関わるわたくしたちの責任なのかも知れないと反省する気持ちが生み出した結果のひとつが「ハワイアンキルトの教科書」でもあるのでございます。
ちなみに5,000円分のパターンを収録した3,800円の本。とってもお得なので、売れているのかも知れません。

日本も広い

11月20日頃にご注文いただき、21日にメール便で発送させていただいた商品を「本日受け取りました~。速達便で達便でお送りいただいたにも関わらず…1週間もかかってしまう宮古島…。」とご連絡くくださったAmano様。驚きました。1週間かかるんですね?日本も広い。場所によってはこんなにも時間がかかってしまうこと、初めて痛感いたしました。
でも、宮古島でハワイアンキルトって、なんとなくステキだな。と勝手に思ってしまったわたくしです。いつか宮古島に行ってみたいなと思いながらいつもご注文いただいたお客様に必ず同封させていただくお手紙にもその気持ちを書かせていただきました。宮古島かー行ってみたいな~。

ところで、クリスマスのパターンの中にあった、Pine Coneですが、心配だったので、縫って見る事にしました。IMG_1619

何が心配だったのかと言いますと、参考キルトラインのままで、松ぼっくりに見えるかどうかという点です。白の松ぼっくりは、そのままに、左の松ぼっくりには、少しキルトラインを増やして、どっちが良いか見ることにしたのでございます。結果、少しラインを増やすことに致しました。
キルトラインは、描いたわたくしが、何をどう見て絵にしているのか?といことをお伝えするために、全てのパターンに描いてあります。加えて、作品に仕上げる際に、楽しく制作していただくためのラインも、以前からパターンに描いてあります。今回は、形を知らせるだけのラインで終わらせてしまっていて、縫って楽しいという要素を忘れてしまっていたような気がするので、なんとなく気になってしまったのです。そういう時は、仕方ないので、こうして実際に作ってみるしかないという判断をしました。その結果、やっぱり何か足りない。縫ってて楽しくない。これじゃあいけない。愛されるパターンにはならない。なんとかしねければ。
キルトラインを変えた、Pine Corn是非作ってみてください。

クリスマスいろいろ

Santa’s Costumekitamura_santa_complete_800出来上がったと北村先生からお写真をいただきました。あれっ?あれあれ?なんかキラキラするものがつけられています。んんん?これはなあに?レースかな?とお聞きしましたら、「これはブレードって言います」とお返事が。クッションの縁などに使われるバイアステープのようなもののようで、インターネットで調べてみましたら、確かに、これと似たようなものや、もっとゴージャスなものなど、いろいろ見つかりました。ちょっとした飾りで、華やかな感じに仕上がっているので、へー知らなかった~と、ひとつ物知りのなりました。
そう思って感心しておりましたら、久々にSameco先生より、作品のお写真が送られてまいりました。全てクリスマスツリーです。Sameco先生の教室では、みなさんが同じパターンを制作されるということがよくあります。ここにご紹介させていただく3点は、全て生徒様の作品なのだそう。みなさんのデコレーション具合がそれぞれ個性的で、どれもステキです。kawasaki_tree1_800

この作品は、白の大きめパールをオーナメント風にツリーにあしらって、全体を雪の世界に仕上げてあります。作品の四隅に、ベル&ホーリーベリーをつけて、上部に小さなリース、ゴールドとホワイトのオーガンジーリボンをつける予定なのでしょうか。いろいろお考えになっておられることをきっと楽しんでくださっているのでしょうか?完成してクリスマスの時に飾られた様子を一緒に想像してしまいました。eguchi_tree3_800

次は、小さな白のビーズをツリーの先端にあしらい、四隅にリボンを取り付けたデコレーションのツリーです。教会の十字架と中心部分にはスワロフスキーでしょうか?光る何かがつけられています。シンプルななかに、キラキラする要素が入れられたおしゃれな作品だと思いました。全体に白の世界を意識された素敵な作品。eguchi_tree2_800

三番目の作品は、星形のビーズ?スパンコール?を一列に並べてつけ、ツリーに動きがあるように見えるよう、デコレーションされた作品です。ピンクやオレンジや赤のハートのスパンコールが、真っ白な世界にポイントとなって、目に入ってきます。どれもキラキラしていて、飾って使われる時にも、これが光って、見る方にクリスマスらしさを感じていただけるのでは無いでしょうか?この星で描かれたラインのようにツリーの力強さを感じながら、作品を制作されたのかもしれません。eguch_tree_800

最後にSameco先生の作品は、光るラメの糸をお使いになっておられるそうです。なるほど~糸を光らせるという手法も確かにございます。このお写真からも、糸が光っている様子がわかります。少し離れ目に入れられた落としキルトが、光を放つかな?と、穴のあくほど、お写真を拝見させていただきました。
皆様が同じパターンを制作されていると言っても、これはどれも同じデザインとは言えないほど、多くの個性的な作品に仕上がっているのを拝見して、パターンはやっぱり作品制作のきっかけに過ぎないのだと改めて思うのでございます。お写真お送りくださってありがとうございます。とっても楽しく拝見させていただきました。

難しいご要望にお応えする

本日は、ハワイアンキルトを離れて、ファブリックのちょっと大変な作業を行いました。最近フラの教室では、ハラウパウというのが主流で、教室の生徒全員が、お揃いのパウスカートをオリジナルファブリックで作ります。昔はハワイアンファブリックを使うのが普通でしたが、あまりに気軽に入手できるようになると、どこかのハラウ(教室)と同じになってしまうという悲しい出来事が起こる可能性もあるので、オリジナルの重要性が高くなるのは当然のことかもしれません。
今回のオーダーは、好きな2種の生地の柄を組み合わせて、ひとつの柄を作成するというものです。fabric_img送られて参りましたイメージ画像に、わたくしは絶句。最近はやりの「タパ柄」の上に、花をあしらったもの。おそらくこの花は、プルメリアであろうと思うのですが、葉は要らないのだそうです。うーむ。あまりに違うイメージの生地2種を合体かー面倒だなあ。
plumeria_item救いは、イメージカラーが決まっていることで、リッチブラック&アイボリー。リッチブラックかーセレブだなーなんて思いながら、どうしようと悩むのでございました。まずは、花をなんとかしなければいけません。葉があるから決まっているのに、花だけ抽出う?なんて言いながら、ひとつのブロックをこのように作成しました。生地のデータは必ず繰り返し印刷されることを考えなければいけないので、花のブロックを決める必要があるのです。
大きな問題は、手描きされている下部のタパ柄です。これを花と同じようにデータにしなければいけません。仕方無く手描きのトレースを行い、なんとか柄が繋がるように操作しながら、こちらも用意しました。tapa_plumeria_800

で、出来上がったファブリックのデザインです。リッチブラック地に、アイボリー。リッチブラックとは、フルカラー印刷で使うC=シアン、M=マゼンタ、Y=イエローK=ブラックを100%の濃さで重ね刷りした後に生まれる色味のある黒のことを言います。リッチブラックの素晴らしいところは、全部の色相を持った黒なので、赤でも黄色でもブルーでも、ブラウンでも、アイボリーでも、なんでもぴったり合うという特徴を持っているところ。印刷会社でもリッチブラック禁止というところもあるほど、豪華な色です。
わたくしの仕事のなかで、こういった要望は多くございます。本来なら、最初から、生地を描いて初めてオリジナルと言えるのかもしれませんが、何も無いところから、この結果を想定することは、依頼主には難しいことなのでこういう形でのオーダーになるのは仕方のないことなのかも知れません。頂いたご要望に対して、どうしようかと色々考えるのは、つらいけれど楽しい時間でもあるのです。気に入ってくださることを、心より願っております。

PUNAちゃんのソックス

shimamura_socks1第1回みんなのハワイアンキルトショー開催期間中ずっとコンプリート参加してくださったPUNAのShimamura様より作品のお写真が届きました。Shimamura様は、わたくしにとって、記念すべき最初のお客様なので、ずっと忘れることのできない方です。メールでのやりとりからスタートして実際にお目にかかり、何日も会場でご一緒できたことから、Shimamura様は、本当にハワイアンキルトがお好きなのだと言うことを感じることがでました。だって、ずっと会場でも縫っておられるのですもの。手がけられた作品は、わたくしたちとは少し違う手法で制作されるので、みんなで興味津々。
「どうやって縫うの?」
とみんなで、彼女の仕事しているところにちょっかいを出します。そうするとShimamura様は「ここは、こんな風にします。」と教えてくださり、みんなで「へえ~」とうなずく。
というのが繰りかえされました。
shimamura_socks2Shimamura様は、いつでも作っている状態を維持されているので、普段からそういう暮らしをされているのだということは、簡単に理解できました。このソックスも、体験用のキットとして会場にありましたが、それを実際に作ってみたほうが、ハワイアンキルトに親しみをもっていただけるのではないか?といお考えくださり、ご協力くださったもので、それが出来上がったと、お写真をお送りくださったのです。
ソックスのキルトラインを白にして、はっきりと見えるように仕上げてあって、とてもかわいい雰囲気に仕上げてくださっています。今回、エコーラインを「指1本」の幅で仕上げるようにチャレンジされて、制作されたということも、お聞きしました。
ふんわりと優しい雰囲気の彼女は、どんなものにも興味を持ち、全て吸収してしまう、しなやかさも持っているところは、わたくしも見習わなければいけないなと思いました。
それにしても、今回、たった一人で毎日参加してくださった勇気には頭が下がります。わたくしや、わたくしと一緒に居た先生方を、こわいとは思わなかったのでしょうか?みんなに意地悪されるかも知れないとは思わなかったのでしょうか?

アップリケが出来たって!

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Santa’s Costumeのアップリケが出来たと北村先生が、お写真をお送りくださいました。ありがとう!超かわいい。アップリケが終わると、ぐぐっと雰囲気が出るから嬉しいです。個人的には、ソックスが気に入りました。これでキルティングされたら、さらに立体感が出て、仕上がりが楽しみです。
PS_070_210サイトを見てくださった方は、お気づきになったことと思いますが、Santa’s Costumeの他にあと二つ新しいデザインを追加いたしました。まず最初は、2015 Christmas Treeです。スカートみたいな表現でグリーンの濃淡でツリーを表現して、シンプルなオーナメントをちりばめて、自由にレイアウトできるツリーは、1枚で十分クリスマスらしい雰囲気を味わっていただけると信じてデザインしたものです。35cmサイズなので、今から制作していただいても十分完成させられるサイズで、クリスマスカードや年賀状を作ろうと思って居られる方、これを仕上げて、写真をパチリ=オリジナリティあふれるカードが完成!という使い方をしていただくととても嬉しいです。モチーフの配置や数などを、簡単に変更できるデザインなので、多くの方が制作してくださるとさらに嬉しいです。
PS_071_2103つ目は「Pine Cones」です。これ、クリスマスツリーと比べると、派手さが無いので、そんなに売れないだろうな~。とは思うのですが、これ、意外に描くのに時間がかかったデザインです。
松ぼっくりは、クリスマスの飾りにはよく使われますが、ハワイアンキルトのパターンでは、見たことがありません。リアルに描いたりscreen_pinecornここに行き着くまで、いろいろやってみたのですが、作りやすくて楽しく制作できるという点では、これかな?と思います蜂の巣みたいな形のものや、パイナップルみたいになっちゃったり…。
ひとつのデザインを描くのも、ものによっては今でも苦労します。

でも、これ、人気なさそうだから、久しぶりにわたくしが試し縫いしてみようかなって思います。キルトショーで手一杯だったわたくしですが、こうしてデザインに関わる時間が戻って来て、楽しくてしようがありません。

クリスマスのデザイン

PS069_300顔の付いたサンタクロースをパターンにすると、絵本みたいになってしまって、なんとなく子どもっぽくなってしまう。なんとかできないか?
ストアエキスプレスから届いた、店舗ディスプレイ用のカタログを見ていて、なりほどね!とアイデアを頂いて、昨日描いたのがこのパターンです。名付けて、「Santa’s Costume」帽子、ジャケット、ズボン(この際パンツとは言わない)、ソックス&ブーツで、だけで、顔の無いサンタクロースをイメージさせようというコンセプトのデザインです。
20×20cmのミニサイズのタペストリーとして分割して制作することもできますし、タテに、帽子→ジャケット→ズボン→ソックス&ブーツの順につないでもステキだし。顔は無くても、誰かを想像するのに必要なイメージを集結させた、楽しいデザインです。サンタクロースがブーツの中にはいている靴下は、案外派手だったりして。なんて言いながら描いたものです。
kitamura_santacostume_800そしたら、北村先生がさっそくカットしてくださいました。パターンだけを見るよりも、よりリアルで楽しそうな雰囲気です。全部縫っても40×40cmなので、クリスマスまでには、間に合うサイズではないでしょうか?是非作ってみてください。

Angel Fish

murai_angelfishesキルトショー開催期間中の14日に、出展にご協力いただきましたMurai様より、この作品のお写真をお送りくださいました。Murai様はPililaniと名付けた作品をご出展くださり、その作品のお写真は、過去の記事をご参照ください。これは、新作の「Angel Fish」です。
これはまず、制作中のMurai様のコメントをご紹介させていただきます。
「先日購入したエンジェルフィッシュ、2枚作っています。若干色の違う布です。
グラデーションの布を購入しに行った時、考えている色が無かったので少し不満です。
自然光と蛍光灯で色の見え方が違うのですが、縫っていると海の中に居るような気分になります。」
一番左のお写真は、すでにキルティングに入られておられるようで、わたくしには全部で3枚あるように見えます。Murai様のコメントの中で、縫っていると海の中に居るような気分になります。とありますが、おっしゃる通りの奥行きのある作品に仕上がっていて、大変びっくり致しました。へーいい感じ。材料の選び方が上手だな~。うまい組み合わせだな~。なんて。
kawasaki_angelfish_800以前にKawasaki様のカットされた写真の作品とは全く違った雰囲気の作品になりそうで、これもまた、完成が楽しみになりました。Murai様自身は、狙うイメージを実現しようと、一生懸命に素材を追求し、絵画を描くように、作品にご自身の意志を作品に投影される迫力を感じる素敵な方。ご本人のお話では、入れ込んで縫ってしまうんです と、一本気なエネルギーをわたくしも感じて、彼女の世界に引き込まれてしまい、見えないものまで見えてしまうような感じが嬉しい。また、納得できないから、同じものを2枚作ってしまうところも、すごい。習作のご様子を、こうしてお写真でお送りくださったことにも、心より感謝させていただきます。以後の進捗も是非お送りください。

kitamura_christmas_miniそういえば、キルトショーの会場で、販売した体験用キットをどういう訳か、経験豊富な北村先生の教室の生徒様であるYokoyama様が、ご購入くださり、あっという間に仕上げてくださいました。この体験用のキットは、同じデザインで、2枚カットしたベース+パターン布をセットした、提案型のキットです。今回のキルトショーで、体験されるような方は一人も居られませんでしたが、講習を受けながら1枚仕上げ、復習として同じものを、家に帰ってから、もう一枚作ってみることができるように、2枚組にしました。
ところが、北村先生の教室の生徒様は、みんなで別々のキットを購入し、その後、ご飯かお茶を飲みながら、キットをばらし、交換したのだそうです。Yokoyama様は、そうして、2種のタペを気軽に仕上げてくださるに至ったのだそうです。20cmサイズにしたのは、ある程度大きさのあるモチーフにしたほうが、初めての方でも縫いやすいと考えたのですが、珍しいキットを目にして、スキルの高い彼女達が、完全に箸休めとして制作しようと考えてくださったのだと気づきました。
この作品も、とってもきれいに出来上がっていて、見本の作品としては完璧です。制作にご協力いただき、ありがとうございました。楽しんでいただけたでしょうか?

皆様に心より感謝です。ありがとうございました。(4)

DSC_1870_800エントランスの展示は、こんな感じです。展示に関しては、たった一人で四苦八苦。出展作品リストから全ての作品情報をエクセルに入力。教室ごと、サイズごと、タイトルごと、作者ごと、といろいろと並べ替え、ギャラリーから提供された図面とにらめっこ。わたくし自身の展示の考えと照らしあわせ、眠れぬ夜を何日かすごして決めました。今回は、ハロウィンや、クリスマスなどの作品を、多数出展いただきましたので、同じパターンのものはまとめて展示し、色や手法の違いを感じていただけるようにすることで、ご来場くださった皆様が、作品におけるパターンの意味などを考えてくださるかもしれないとか、植物のパターンは、じっくりご覧いただけるよう、単体展示にするとか、5枚あったベッドのスケール感を感じていただけるようにとか、バッグは実際に持ってみていただけるようにとかもういっぱいいっぱい、考えました。これ以外に、壁面の不足分を埋めるためにレンタルする必要のあるパーテーションの数を割り出し、スポットの数を割り出し、ポールの数を割出し、Sフックの数を割り出し、ここまでやっておけば、展示は大丈夫というところまでは、孤独な作業でございました。でも、こういうことは一人で決めたほうがいいのかも知れないと今は思っています。だって、面倒でしょ?
全ての作品を展示でききるかどうかの不安は一切ない状態で、当日を迎えました。会場での展示作業は、作品同士をつなぎ合わせたり、サイズの違う物を合わせたり、大変時間の要するものでしたが、皆さん文句なくお手伝いいただけたことは、感謝させていただきます。わたくしのわがままにご対応くださりありがとうございました。

最後に感謝させていただきたいのは、募集期間の短い中に、カット講習にご参加くださった方たちに対しての御礼です。カットの講習は、ピロー、ウォール、ベッドと3種ご用意させていただきました。ピロー=初心者、ウォール=中級者、ベッド=上級者だと思われた方も多いのですが、これは全くそういう訳ではありません。ピローは、全てのカットの基本を今一度確認したいという方へ、ウォールは、長方形のものをきれいにカットしてキットを制作する方法を。ベッドは、布をはいで作品制作するポイントを確認したい方へ、という具合です。今回、ベッドの講習を受けてくださる方は居られませんでした。それでも受講したいと思ってくださったのですが、期間中の二日間は、厳しいとのことだったので残念です。
それでも、ピローの講習=3名様+1名様。(お申し込みくださった方が、ご友人をお誘いくださいました。Horie様、ありがとうございます。助かりました。)ウォールの講習1名様、合計5名のお申し込みをいただきました。本当にご参加くださりありがとうございました。

ピローの講習担当は、教科書編集の頃から一緒に活動してきた、村上先生と海保先生。ウォールはKaori姫にお願いしました。最初に、わたくしも会場に伺い、講習の目的をお話しましたところ、ウォールの講習を受けてくださった方より、「講習後、何の縛りも無い講習って今まであまり無かったので、とっても嬉しく思います。」って言っていただきました。この方は、教室を運営されておられる先生で、やって良かったとお話くださいましたし、ピローの講習を受けてくださった方たちからも、安心するお言葉を頂きました。ありがとうございます。

パターンを販売する立場のわたくしとしては、カットの仕方はもちろん、お一人で不安なく教室運営していただけるよう、「ハワイアンキルトの教科書」をまとめ、教科書に書ききれなかったことを、講習という形でお伝えする義務があると信じているのです。ですが、実際の講習にご参加くださった方と直接お話させていただくと、いろいろな手法があるということを、改めて感じます。そして、今回、わたくしたちが実施する講習も、ひとつの手法にすぎないということを、わたくしたち自身が一番教えられたのかもしれません。

美しい作品を制作する基本は、自信をもってキットを用意できることだと信じています。カットをし、ベースの布に載せ、作品を制作されるご自身や、生徒様のことを考えながらしつけする。アップリケを施し、キルティングが完成するまで、問題無くフラットな作品を仕上げられる方法のひとつですが、みなさんご自身が知っておれる手法と比較して、ご自分にとってのベストなやり方を発見するきっかけになればと思って開催しました。講習は、ご希望の方に今も随時受付中です。